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鉄道コラム前照灯(185) 長万部のC62ニセコ

神奈川新聞 | 2014年3月28日(金) 12:00

函館本線長万部駅を発車するC62重連ニセコ=1971年3月27日
函館本線長万部駅を発車するC62重連ニセコ=1971年3月27日

北海道函館本線の急行ニセコは魅力あふれる被写体である。長万部-小樽間の峠で、蒸気機関車C62重連が客車をけん引する場面が特にいい。上りの「ニセコ1号」、下りの「ニセコ3号」。鉄道ファンは、それぞれ列車番号104レ、103レと呼んだ。1日に二つの列車を狙った

▼「1971年3月27日」。手元のネガフィルムのケースに記してある。下りニセコ3号の長万部発車である。当時の時刻表によると午後4時19分。長万部で前補機C62 2号機が連結され本務機とともに上目名、倶知安など四つの峠越えに向かった。発車から4コマがある。一枚ずつ懸命にフィルムを巻き上げシャッターを切った

▼ネガの次のカットは翌28日の上目名周辺。雪山の斜面に上り俯瞰気味にC62重連をとらえた。40年以上前のこと。長万部と上目名のカットの間にある自らの行動は思い出せない

▼飯を食い布団の上で寝たはずである。倶知安のユースホステルに宿泊したのだろうか。あたりは全国有数の温泉地帯だが、中学生の当時は無縁だった。撮影以外に興味はない相当のオタクだったようだ

▼上目名の次、翌29日のカットは道東の石北本線常紋信号場。おそらく札幌から夜行急行「大雪」の自由席で移動した。カメラはペンタックスかキヤノン。3日かけて撮影したのは36枚撮り1本だけ。中学生にとってモノクロフィルム1本は貴重品だった。 (O)

【神奈川新聞】

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