
「七夕の街ひらつか」を年間を通じて感じてもらい、全国に発信しようと、平塚市は24日、JR平塚駅東口コンコースに七夕飾り3基の常設掲出を始めた。紅谷町まちかど広場へのパネル設置、同駅の発車メロディーの「たなばたさま」への変更に続き、湘南ひらつか七夕まつりを盛り上げる第3弾の事業。関係者ら約40人が出席し披露式が行われ、落合克宏市長は「七夕を活用したまちづくりを進めていきたい」と抱負を語った。
七夕は、市民団体「湘南七夕の会」の制作で高さ約4・5メートル、幅約2メートル。七夕まつりのメーン会場である湘南スターモール商店街振興組合のキャラクター、湘南ひこまるくん、ひらつかナナ姫ちゃんがデザインされ、コンコースの天井を明るく彩っている。制作費は約80万円、設置費は約40万円。
JR東日本が、駅コンコースにこうした無償掲出をするのは管内初という。JR東日本横浜支社長の松崎哲士郎さんは「たくさんの方に平塚に足を運んでほしい。ロッカーやキオスクも七夕仕様に変えていきたい」と話した。
披露式では、市立崇善小学校のSOZENマーチングバンドが「たなばたさま」を演奏、ダンスチーム「ティンカーベル」のダンスなども行い、会場を盛り上げた。
今年の湘南ひらつか七夕まつり(実行委員会主催)は7月4~6日の3日間、平塚駅北口商店街を中心に市内全域を会場に開催予定。
【神奈川新聞】