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かわさき演劇まつり、多摩区で開催へ 劇団員ら稽古に熱/川崎

神奈川新聞 | 2013年12月13日(金) 23:34

本番に向けて通し稽古を行う劇団員たち=幸区
本番に向けて通し稽古を行う劇団員たち=幸区

市民による演劇の祭典「かわさき演劇まつり」が14、15の両日、川崎市多摩区の多摩市民館で開催される。36回目を迎える今回は、同区の劇作家丸尾聡さん(49)のオリジナル作品「地蔵通り、メルヘン商店街」を上演。出演者たちは、笑いあり、涙ありの舞台を成功させようと稽古に励んでいる。

「踊りの途中に素の表情が出てしまうと目立つから気をつけて」「せりふを忘れてもその状況を楽しんでフォローし合おう」

本番を目前に控えた平日午後10時ごろ、熱気がこもる幸区内の稽古場。通し稽古を終えた役者たちに、演出を兼ねる丸尾さんが念入りにアドバイスした。

同作の舞台は、閑古鳥が鳴く商店街。近くには大型ショッピングセンターの出店計画が浮上、商店街の先行きが見えない中、アイドルグループ結成という一大プロジェクトが動きだす-といったあらすじだ。

演じるのは、「京浜協同劇団」など市内3劇団の劇団員と、公募で集まった市民計25人。世代は21~80歳と幅広く、歌や踊りも繰り広げられる同作は子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっている。

「どんなに便利なものが増えても、いつの時代も人とのふれ合いは不変的なもの」と語る丸尾さん。コロッケ屋や豆腐屋、子どもたちなど多彩な登場人物が織りなす地域再生物語を通し、その価値を伝えたいと思っている。

14日は午後7時から、15日は午前11時と午後3時からの2回公演。申し込み・観覧料などの問い合わせは、かわさき演劇まつり実行委員会電話044(511)4951。

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