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神奈川芸術劇場 宮本亜門さん退任へ、芸術監督は当面空席に/神奈川

神奈川新聞 | 2013年10月4日(金) 00:27

神奈川芸術劇場(KAAT、横浜市中区)の初代芸術監督・宮本亜門さん(55)が、来年3月末の任期満了に伴い退任することが3日、分かった。後任は置かず、演出家で俳優の白井晃さん(56)が監督に準ずる「芸術参与」として運営に参画する。芸術面を統括する芸術監督は当面、空席となる見通しで、県の文化政策をめぐり議論が起こりそうだ。

神奈川新聞社の取材に対し、関係者が明らかにした。厳しい財政状況などを背景に、劇場のあり方を再検討し、運営幹部の役割分担を明確化する。今後、再び芸術監督の職を置くかどうかも含めて未定という。

宮本さんは英米での留学を経て1987年、オリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー。同作で88年に文化庁芸術祭賞を受賞した。KAATの芸術監督には、2010年の開設準備段階で就任。自身の作品の上演をはじめ、年間の演目の企画や運営方針を主導する役割を担った。若手の実験的、前衛的な作品に対しても積極的に発表の場を提供し、人材を発掘、育成するという公共劇場としての性格を決定づけた。

白井さんは大阪府出身、早大卒で、会社勤務の後に1983年に劇団「遊◎機械/全自動シアター」を結成。演出だけでなく俳優としても活躍し、2011年にKAATで上演された三谷幸喜さん演出の舞台「国民の映画」などに出演した。1994年度に文化庁芸術祭賞を受賞。

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