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地域に根ざし時代映す、劇団「素倶楽夢」が設立20周年、漁師と娼婦題材に公演へ/横須賀

神奈川新聞 | 2013年9月20日(金) 23:28

地域に根ざした独自の芝居づくりを続ける「演劇集団THE素倶楽夢」が設立20周年を記念し、「『安浦・花街○○愛詩』~漁師と娼婦の物語~」と題した公演を開く。かつて横須賀市安浦地区にいた漁師と歓楽街で働いていた女性たちに焦点を当て、時代にあらがいながらもひたむきに生きた人々の姿を描き出す。

時は1983年。同市安浦町の漁師たちは安浦地区の埋め立て開発問題に揺れていた。市と地元漁協との漁業権補償交渉が進む中、それぞれ複雑な胸中で進展を見守った。

漁師町は歓楽街としての面も持っていた。軍港都市として発展してきた陰に「花街」で働く女性たちの存在。市の「新横須賀市史別編民俗」でも過去に遊郭などがあったことを記している。時は巡り、売春防止法違反の摘発などで彼女たちの“居場所”も消されていった。

劇団を主宰し、演出を手掛けた石渡アキラさん(65)は「漁師には嘆きやうめき、苦渋の選択もあった。あってはならない仕事の女性たちも、したたかに生きていた。地域にあった『裏表』を表現したい」と難しい題材に挑んだ。「リアリティー」に徹するため古参漁師を取材し、資料を丹念に読み解いた。

大学時代から劇団を立ち上げるなど演劇に没頭してきた石渡さんは30年ほど前に横須賀に移り住み、教員として小中学校の教壇に立ってきた。93年に「時代を映し、地域に根ざす」をコンセプトに同劇団を旗揚げ。年齢、性別を問わない劇団を目指し、作品づくりは一貫して「名もない庶民の悲喜こもごもの人生を描く」ことにこだわってきた。

2時間の大作に仕上がった。石渡さんは伝えたい。「どんな人も一回しかない人生を必死に生きている」

公演は21日(午後1時半、同6時)、22日(午後1時半)の計3回、横須賀市立青少年会館。一般前売り1500円、一般当日2千円、高校生以下500円。問い合わせは石渡さん電話090(4944)6856。

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