災害時は地域に貢献できる拠点に――神奈川県内で食料品や日用品などの無店舗宅配事業を行う、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープは、3月23日に藤沢市南東部の柄沢に市内2ヵ所目となる配送センター「湘南センター」を開設する。同センターには手押しポンプで地下水をくみ上げることができる井戸や仮設の水洗トイレを設置。大規模震災など災害時には、地域拠点としての役割も担う。
災害支援の経験を生かした施設
パルシステム神奈川ゆめコープは食と農を重視した「産直」と、地球環境を保全する「資源循環型社会」をめざし、環境保護などの活動も行っている。また1都10県で活動するパルシステムグループは早くから災害時の支援活動にも取り組んでおり、阪神淡路大震災以降、大規模な災害には役職員を現地に派遣し支援活動を行ってきた。
湘南センター建設にあたり、これまで取り組んできた災害支援の経験から、災害時にセンター周辺地域への貢献ができるよう井戸を掘削した。井戸水を利用した下水施設の上には3基の水洗トイレを設置できるようになっており、災害時に地域住民に開放する。他にも多目的に利用できるラウンジを設置するなど、地域に配慮した施設となっている。
オープニングスタッフも募集中
センターは3月23日に開所式を行い、実際の配送業務は3月30日から藤沢市東部や鎌倉市を中心に開始する。これにともない湘南センターの事務や倉庫業務を担うオープニングスタッフの募集も行っている。
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(提供:生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ)