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ハイブリッド弁護士のお悩み相談「美容院で注文通りいかず…」

神奈川新聞 | 2017年12月4日(月) 11:47

ハイブリッド弁護士のお悩み相談「美容院で注文通りいかず…」(写真:女性自身)
ハイブリッド弁護士のお悩み相談「美容院で注文通りいかず…」(写真:女性自身)

 男性として生まれ、数年前に女性に「トランス」した男と女のハイブリッド弁護士・仲岡しゅん氏。大阪生まれ、大阪育ちの若き闘士が、みなさまのトラブルをシュッと解決!

 【今回の相談】「ふんわりショートヘアに憧れ、美容院で『真木よう子にして』と言ったら、予想以上に短くされました。数日後、近所の子どもがウチを指さし『ピコ太郎や!』と大騒ぎ!!『それってつまり、パンチやん!』と、慌てて美容院に文句を言ったら『直すなら有料』と! 修正も、返金もしてもらえないんですか!?」(50代女性・主婦)

 【回答】「いっそのこと開き直って、女性版ピコ太郎を目指しては?」(仲岡しゅん)

 今回は、「債務不履行」(民法415条)が成立するかどうかが決め手です。成立した場合、貴女は美容院に対して、やり直しや返金を求めることができます。債務不履行というのは「正当な事由なく、債務者が債務の本旨に従った履行をしないこと」です。

 今回の場合、「債務者」はサービスを提供する側=美容院となります。そして、「債務の本旨に従った履行をしないこと」を平たく言うと、「約束どおりにカット・パーマをしなかったこと」になります。

 では、貴女と美容院との間では、最初にどんな約束が交わされていたのでしょうか。まず貴女は「真木よう子にして」と頼んだとのこと。もっとも、貴女が実際に真木よう子さんになれるわけではありませんから、美容院にできるのはあくまでも「真木よう子っぽい髪形」にするところまでです。

 したがって、世間一般の常識の範囲内で、「真木よう子っぽい髪形になっていたかどうか」がカギになります。

 今回のケースで気になるのは、近所の子どもたちが貴女を指さして「ピコ太郎」と評したところ。さすがに真木よう子さんの髪形とピコ太郎のパンチパーマとは明らかに違いますから、債務不履行が成立するようにも思えます。

 しかし貴女も最初は「短いな」と思ったくらいで、パンチパーマとまでは思わなかったのですよね。それってもしかして髪形の問題ではなく、貴女ご自身がピコ太郎に似ていたという可能性はありませんこと……?

 文面から察するに、貴女もきっと、大阪の女。ヒョウ柄の服をお持ちのような気がしますから、いっそのこと開き直って、女性版ピコ太郎を目指しては? そして、世界を狙ってください。【女性自身】

「カナロコ」は、読者に幅広いコンテンツを提供するため女性週刊誌「女性自身」との提携を開始しました。女性誌の視点からみた政治や経済。関心が高い教育、そしてグルメ、芸能まで多岐にわたり情報を配信していきます。

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