三浦特産の賞品、特大マグロとダイコンが人気の第34回三浦三崎マグロ争奪将棋大会(同大会実行委員会主催)が5日、三浦市の南下浦市民センターで開かれた。
個人戦としては全国最大級の大会で、5歳から83歳までの愛好家335人が参加。棋力別3クラスとレディース、小学生の部の5部門に分かれて熱戦を繰り広げた。
5対局行い、最高位の「マグロ名人」を争うA級は3勝以上した選手に、そのほかの部門は入賞者にマグロのブロックが贈られた。昼食にはマグロの切り身と、マグロの入ったみそ汁が付き、会場脇のロビーではマグロやダイコンが当たる抽選会などが行われ、参加者は一日、対局や催しを楽しんだ。
注目のA級は、東京都の会社員、竹中健一さん(42)が、決勝で千葉県の会社員、伊藤享史さん(28)を破って2年ぶり3回目の優勝を飾った。竹中さんはアマ名人戦優勝の実績がある。
「全国優勝経験者が多いレベルの高い大会なので、気合を入れて戦った。朝、娘に『パパ、マグロ』と言われていたので、お土産ができてよかった」と喜びを語っていた。
上位入賞者は次の通り。
▽A級 (3)山内祥敬
▽B級 (1)村田雄人(2)松本拓也(3)高橋正太郎
▽C級 (1)中嶋哲貴(2)新山卓(3)鷹巣克美
▽レディース (1)鎌村ちひろ(2)小澤あざ美(3)和田あき
▽小学生の部 (1)高橋佑二郎(2)伊藤匠(3)鈴木シャウト
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