
横浜のお三の宮として親しまれている日枝神社(横浜市南区)の例大祭メーン行事の一つ、火伏神輿(みこし)行列が18日、同市中区のイセザキ・モールで行われた。
烏帽子(えぼし)、水干、足袋姿の氏子約30人が神輿を担ぎ、「エイサー、エイサー」と掛け声に合わせて練り歩いた。
神輿は大正天皇即位記念事業の一つとして企画され、当時の帝室技芸員・高村光雲らが製作。関東大震災や戦災を免れたことから火伏神輿と呼ばれるようになった。今年で6回目。
雅楽が演奏される中、氏子はゆっくりと同モール間を往復し約800メートルを練り歩いた。初めて参加した米国籍のジェンクス・ダレルさん(52)は「神輿はとても重かった。地元の催しに参加できて光栄」と話した。
19日午後2時にも同所で大神輿渡御が予定されている。
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