シェークスピアの面白さ感じて、アマチュア劇団「覇夢職人」がハムレット上演へ/横須賀
神奈川新聞 | 2010年8月14日(土) 10:45
シェークスピア作品を題材にした芝居を演じようと集まった横須賀市のアマチュア劇団「覇夢職人(はむしょくにん)」(平野修之助代表)が21、22の両日、同市深田台の市立青少年会館で舞台を上演する。演目は、アレンジを加えた「ハムレット」。団員らは「難しそうと思われがちなシェークスピア作品の面白さを感じてほしい」と本番へ向け、けいこに励んでいる。
覇夢職人は昨年秋、私立三浦学苑高校(旧三浦高校、同市衣笠栄町)の卒業生らが中心となり、今回の公演のためだけに発足。10代後半~20代の演劇経験者が中心で、23人が参加。1月下旬ごろから週2~4回のけいこを市内で重ねている。
原作にアレンジを加えたのは、劇団の発起人で市内を拠点に活動する劇団河童(かっぱ)座に所属している同校OBの大庭直之さん(25)。シェークスピア作品の魅力に触れ、「特に若者の間で古典文学が敬遠されがちなのはもったいない」と劇団設立を思い立ったという。
大庭さんは悲劇として有名なハムレットにコミカルな要素を盛り込んだり、ストーリーの付け足しをしたりと新しいハムレットの世界を創作。「せりふを分かりやすくし、作品を知らない人でも楽しめるよう工夫した」と話し、来場を呼び掛けている。
21日は2回公演で、午後0時半と同6時、22日は同0時半から。料金は一般1800円、高校生以下千円。問い合わせは、平野代表電話045(788)6340。
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