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小泉氏優勢、民主「2」微妙、金子・中西・千葉氏が混戦/参院神奈川、世論調査

神奈川新聞 | 2010年7月7日(水) 11:23

改選3議席に10人が出馬した第22回参院選の神奈川選挙区の終盤情勢について、神奈川新聞社は4日から6日までの3日間、県内有権者への電話による世論調査を実施。調査データに取材を加味して総合的に分析した。その結果、自民党・小泉氏が優勢で、それに続く民主党・金子、みんなの党・中西、民主党・千葉の3氏が混戦となっている。共産党・畑野氏も追い上げを進めている。

参院選の投開票日は11日。調査段階で約4割の有権者が態度を決めていない。政党支持なし層(無党派層)では6割強に及ぶ。未決定者の動向などで、情勢が変化する可能性もある。

小泉氏は自民党支持層の6割強を固めた。序盤では約1割だった公明党からの支持を約4割まで伸ばした。支持は男女ともにトップ。年代別では60代で約2割など、満遍なく浸透した。地域別では横須賀市など三浦半島地区で4人に1人の支持を得る。

金子氏は民主党の3割強から支持を得る。みんなの党の1割弱にも食い込む。年代別では20代、30代に支持を広げた。男性からは2位。川崎市と、平塚市など湘南方面でトップに立っている。

中西氏はみんなの党の約5割を固めた。公明党から約1割の支持を得る。無党派からの支持は約1割ながら1位。50代の支持は最も多く、地域別では三浦半島で約2割、横浜市で1割強の支持を得ている。

千葉氏は民主党の3割弱の支持を得たが、序盤(3割強)からやや減らしている。トップだった女性からの支持は2位。年代別では40代(2位)が堅調。地域別では湘南地方で3位となっている。

畑野氏は共産党の約9割を固めた。地域別では川崎市で3位の支持を得る。

たちあがれ日本・松田氏は党支持層の約8割を固めた。新党改革・甲斐氏は党支持層の約9割を固めており、ともに支持拡大に努める。

社民党・木村氏も党支持層の約6割を固め、追い上げに懸命だ。幸福実現党・加藤氏は比例票上積みもにらみ、全県で活動している。山本氏も浸透を目指す。

【調査の方法】4日から6日までの3日間、県内の有権者を対象にコンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をするRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。電話帳に番号を載せていない人への調査が可能で性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1455件で、このうち1010人から回答を得た。

☆神奈川選挙区  立候補者(改選数3、届け出順)

加藤 文康(47)諸新

甲斐 敬浩(46)改新

山本 誠一(38)無新

中西 健治(46)み新

金子 洋一(48)民現(1)

千葉 景子(62)民現(4)

畑野 君枝(53)共元(1)

木村 栄子(62)社新

松田  学(52)た新

小泉 昭男(64)自現(1)

【党派の略称】民=民主党、自=自民党、共=共産党、改=新党改革、社=社民党、た=たちあがれ日本、み=みんなの党、諸=諸派、無=無所属

【】

 
 

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