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蘇った「金田音頭」、地元住民の情熱実る/平塚

神奈川新聞 | 2010年4月6日(火) 15:02

現代によみがえった「金田音頭」を楽しそうに踊る地域の人たち=金田公民館
現代によみがえった「金田音頭」を楽しそうに踊る地域の人たち=金田公民館

戦後に平塚市金田地区で生まれ、盆踊りでも親しまれたが、次第に忘れられた「金田音頭」が今春、地元住民の情熱でよみがえった。調べを口ずさむ古老の記憶を譜面に残し、振り付けも専門家が新たに添えた。復活に奔走してきた金田公民館前館長の山村高治さん(73)は「ふるさと金田の一体感が得られる歌。子どもからお年寄りまで皆で覚えて踊りたい」と、夏祭りを心待ちにしている。

金田音頭は太平洋戦争が終結して間もない1947年から2年間、金田小学校に赴任した細野文雄教諭が作詞・作曲した。

♪金田よいとこ 桜が咲いて 富士ははるかに 西の空 西の空

七五調のリズムで、霊峰・富士を望む田園風景の美しさをたたえ、復興に力強く踏み出そうと村人を鼓舞する歌となっている。現在の70代のお年寄りは夏祭りで盛んに歌い踊ったが、時代の流れで受け継がれることはなかったという。

埋もれていた歴史が掘り起こされたのは2005年1月。金田公民館の保管資料から1番目の歌詞が見つかり、公開した。

「これ歌える」

歌詞を見た地元の古老が、音頭の由来も語りだした。そこで、同世代のお年寄りに声を掛け、集まった3人がマイクを握った。地元、金田小の音楽教諭がこれを採譜し、「金田音頭」を現代によみがえらせた。

その後、歌詞全文が平塚市博物館で発見されるなど進展があったが、活動は今年に入ってさらに本格化。山村さんの働きかけで同公民館で舞踊を教える橋口ハマ子さんが振り付けを考案し、コーラスグループも斉唱の練習に励んだ。

3月。「平成版」ともいえる金田音頭が産声を上げた。同月26日には、公民館で地域住民ら約100人が集まり、発表会を開催。「ふるさとの歌」の復活に顔をほころばせた。

♪老いも若きも 手をとって 手をとって そろって行かうよ 足並みそろえ

「歌詞にもあるように元気の出る振り付けを心掛けた。また盆踊りでもやりたいですね」。橋口さんもまた、夏を楽しみにしている。

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