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葉山町出身のピアニスト、ダヴィッド・カンピニヨンさん「ふるさとコンサート」/逗子

神奈川新聞 | 2009年12月17日(木) 11:57

地元で4年ぶりとなるピアノリサイタルを開くカンピニヨンさん=葉山町一色の実家
地元で4年ぶりとなるピアノリサイタルを開くカンピニヨンさん=葉山町一色の実家

フランス・パリを拠点に欧州で活動している葉山町出身のピアニスト、ダヴィッド・カンピニヨンさんの「ふるさとコンサート」が18日、逗子市逗子4丁目の逗子文化プラザホールで開かれる。地元での4年ぶりのリサイタルとあって、本番に向けた仕上げの練習に熱が入っている。

カンピニヨンさんはベルギー人で翻訳家の父と、日本人で洋画家の母を持つ。「音楽好き」の父親の影響で、6歳からピアノを習い始めた。町立葉山小を卒業後、15歳でフランスに留学。卒業記念アルバムに記した将来の夢は「ピアニスト」だったという。

留学後は、パリの国立コンセルヴァトワール(音楽院)、ローマのサンタ・チェチーリア大学院のいずれも首席で卒業。イタリアのヴィッラフランカ国際コンクールで1位を受賞したこともある。パリ市内の音楽院でピアノを教えながら、フランスを中心に活動を展開しているという。

11日夜に帰国してから、同町一色の実家でリサイタルに向けて最終調整するカンピニヨンさん。年に2回ほどは葉山に帰郷するが、リサイタルは4年ぶり。「地元での演奏はやはり特別。多くの人に聴いてほしい」と話す。母親の洋子さんは「湘南の自然に囲まれて育った経験がピアノの音色に色彩を与えている」と来場を呼び掛けている。

リサイタルは午後6時半開場、同7時開演。バッハやクレマンティ、ショパン、リストらの曲目を披露する。当日3500円、学生2千円。問い合わせは、ダヴィッドアソシエーション電話046(857)3729。

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