官房副長官として麻生太郎首相を支えた1区の自民党・松本純さんは、思ったように票を伸ばせず、小選挙区で民主党新人の女性候補に敗れた。
午前0時すぎに横浜市磯子区の事務所で、「わたしの不徳の致すところでありました」と、長年の支援者らに頭を下げた。
麻生政権の景気対策や外交での実績などを掲げたが、自民党への逆風が直撃。この1年は首相官邸詰めとなり、首相の外遊に同行するなど多忙を極め、地元入りが激減していたことも響いた。選挙戦最終日には麻生首相と並んで京急線金沢文庫駅前で演説したが、訴えは届かなかった。
松本さんが神妙な面持ちで「捲土(けんど)重来を期して、さらに精進したい」と話すと、支援者から拍手がわいた。(松本さんは、このあと比例で復活当選した)
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