子どもたちに日本の伝統文化に触れてもらおうと、「はじめてのお茶会」が26日、横浜市中区本牧三之谷の三渓園で開かれた。市内外の小学生ら約80人が参加し、裏千家淡交会横浜支部(鈴木宗徹幹事長)の会員から作法を学んだ。
会場は、明治時代に建てられた日本家屋「鶴翔閣(かくしょうかく)」の和室。参加者は「真」「草」「行」といったお辞儀の仕方を学び、釜や茶わんなどの茶道具の説明も受けた。支部会員のお点前を見学した後、それぞれに実践。緊張した面持ちで茶わんを口に運び、抹茶を味わった。
横浜市磯子区の小学校4年片岩実咲さん(10)は「苦かったけどおいしかった。茶道の礼儀作法を知ることができて勉強になった」と話していた。
参加者は、国指定重要文化財の茶室「春草廬」も見学し、さらに理解を深めた。
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