相模原市民ギャラリー(同市相模原1丁目)で過去に作品を出展し、その後、アーティストとして活躍する若手作家4人の新作を紹介する「おかえりアーティスト ただいま展」が18日から、同ギャラリーで開かれる。各作家の成長を確認する展覧会は同ギャラリーで初めての試みで、“里帰り”した作家の新作を楽しむことができる。8月23日まで。
出展するのは、多摩美術大学院卒の磯邊美香さん、日比野晋一さん、横井山泰さん、女子美術大学院卒のmayuさん。平面、立体作品合わせて計約50点が展示される。
mayuさんと磯邊さんは、それぞれ2004年と06年に市民ギャラリーで開かれた学生企画展に出展。日比野さん、横井山さんはギャラリースタッフが選ぶアートスポットコーナーでそれぞれ05年、08年に作品を展示している。
同市内や近郊に複数の美術大学があるため、相模原市内には美大生や若手作家が数多く住んでいる。市民ギャラリーはこれまで学生が企画する学生作家の展覧会やミニ展示会で若手作家に作品発表の場を提供してきた。桐山猛館長は「実質的に市民ギャラリーがデビューとなった人もいて、相模原に縁のある作家たち。後進のアーティストにも刺激になると思う。ぜひ大勢の人に鑑賞してほしい」と話している。
入場無料。午前10時~午後7時。水曜休館。問い合わせは同ギャラリー電話042(776)1262。
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