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オペラシアターこんにゃく座が「銀のロバ」都内で上演へ、子どもも楽しめる新作/川崎

神奈川新聞 | 2013年8月22日(木) 23:06

日本語でオペラを創造するという独自のスタイルで40年以上活躍する「オペラシアターこんにゃく座」(川崎市多摩区、萩京子代表)が、新作「銀のロバ」を28日から9月1日まで、都内で上演する。目指すは「子どもたちも堪能できるオペラ」。来年は同作を引っ提げて全国を巡回予定で、小学校などからの上演申し込みを歓迎している。

1971年に創立された「こんにゃく座」。ユニークな劇団名は、東京芸術大で取り入れられた身体訓練や演技の基礎訓練「こんにゃく体操」に由来し、この体操を積極的に実践した学生たちのサークルが劇団の母体となっている。

手足をはじめ全身をぶらぶらとさせる動きがこんにゃくを連想させることから、こんにゃく体操と名付けられたという。

同サークル卒業生でこんにゃく座の音楽監督を務める萩代表(57)によると、「余分な力を抜くことで、伸び伸びとした発声や動きがかなう」。所属する歌役者38人はいずれもこの体操の動きを体に染み込ませ、舞台上の歌やダンスに生かしているという。

同劇団のもう一つの特徴は、オペラをより身近な存在にするために日本語での表現を大切にすること。オペラはイタリアやドイツなどの西洋作品が主流だが、その言語を理解できない観客は字幕に頼らざるを得ない現状がある。

その中で、こんにゃく座は日本語のオペラ作品の創造に励んでいる。西洋音楽をベースにしつつ、日本語でよく聞き取れる歌唱表現の獲得に挑戦し、これまで扱った題材は宮沢賢治、夏目漱石、シェークスピアなど多岐にわたる。

「銀のロバ」は、オーストラリア人作家ソーニャ・ハートネット原作の児童文学。舞台は第1次世界大戦中の森の中。戦場から逃げ出してきた兵士と出会った姉妹が、兵士を古里に帰そうと奮闘する。

萩代表によると、同作品がオペラや演劇化された例は国内では初めてといい、原作を基に、脚本家のいずみ凜さんが台本を、演出家の恵川智美さんが演出を手掛けた。

萩代表は「劇中で兵士が語るロバをめぐる物語を、姉妹と一緒に多くの子どもたちに聞いてほしい」と来場を呼び掛けている。

期間中、東京都港区の俳優座劇場で8回上演するほか、来年4月から全国の巡回公演をスタートする。上演時間やチケット料金などの問い合わせは、こんにゃく座電話044(930)1720。

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