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鉄道コラム 前照灯(157)
あこがれの「天賞堂」は今 原鉄道模型博物へ

話題 | 神奈川新聞 | 2013年7月19日(金) 12:00

天賞堂みなとみらい店のショーウインドーには、職人手作りの機関車が並ぶ
天賞堂みなとみらい店のショーウインドーには、職人手作りの機関車が並ぶ

 原鉄道模型博物館がオープンして1年。ということで、のぞいてみることにした。といっても、原信太郎さんのコレクションについては、ここで書くまでのこともなく、ご存じだろう。行きたかったのは、ミュージアムショップである天賞堂横浜みなとみらい店だ。

 天賞堂といえば、言わずと知れた鉄道模型の最高峰(と私は思っている)。かつてあこがれたが、小中学生の小遣いでは手も足も出なかった。もともとは銀座の宝飾店だが、横浜駅西口ダイヤモンド地下街の店舗には、鉄道模型も展示されていた。

 その模型がいつの間にか見えなくなった。と思ったらできていたのが、みなとみらい店。鉄道模型の主流がNゲージに変わった今、どうなっているのか、ドキドキしながら訪ねてみた。

 いやはや参った。いや降参します。確かにNゲージやZゲージの商品もあるが、ど真ん中にはHOゲージの機関車や電車がドーンと並んでいた。真ちゅうで手作りされた高級品の蒸気機関車はまさに職人技。

 価格の方も、蒸気機関車1両だけで2けた万円にもなる。店員さんに「子供のころに買った小さな機関車が家にある」と話したら、「手入れしたら動くかもしれませんよ。昔のものは意外に丈夫なんです」。

 「どうですか、もう一度始めてみたら」。その言葉にクラッときたものの、値札を見、家のスペースを思い浮かべたら返事は自明。あこがれの天賞堂の壁は、子供時代と変わらず手強かった。(a)

鉄道模型スクール開講へ 原博物館5周年記念・横浜

 
 

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