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日韓の障害者、踊りで共演

神奈川新聞 | 2013年3月13日(水) 13:22

県立平塚養護学校で稽古に励む「湘南亀組」の劇団員たち
県立平塚養護学校で稽古に励む「湘南亀組」の劇団員たち

不自由な身体を精いっぱい動かすことで、表現の喜びと可能性を示し続けている障害者らのパントマイム劇団「湘南亀組」(平塚市岡崎)が22日、鎌倉芸術館(鎌倉市大船6丁目)で公演する。「越境の身体」をテーマに、韓国・利川(イチョン)市の障害者施設「スンガウォン」の歌、踊りと共演。身体の表現力で、障害の有無、国籍、男女といった「境界」をなくし、共に生きる希望を紡ぎ出す。団員たちは「多くの人に見てもらいたい」と稽古に励んでいる。

湘南亀組は、県立平塚養護学校寄宿舎(同市寺田縄)のパントマイム同好会として1980年に発足した。寄宿舎閉舎を受けて91年に湘南亀組と名前を改め、同校などの生徒、OB、教職員らによる劇団となった。舞台では、車いすを降り上半身でパフォーマンスをしたり、体のわずかな動きで心のありようを表現したりしてきた。

現在の団員は18歳から61歳までの障害者11人と元教職員ら10人の計21人。教職員らはみな高齢者となり、「同じ団員として本当に境界がなくなった」と元教員の関谷操男さん。「亀のようにゆっくり」とした歩みながら、これまでオリジナル30作品を上演してきた。

2004年からはスンガウォンとの交流も始まり韓国で5回公演した。県内では2年半ぶりとなる今回の公演には、スンガウォンの障害者20人が来日し、サムルノリなど太鼓や踊りを披露。「国境」を越えて友情を確かめ合う。

湘南亀組の演目は、東海村JCO臨界事故(1999年)を受けて作り、約10年にわたり原発の危険性を訴えてきた「もんじゅの浅智慧」、名画を題材にした「独裁者」「モダンタイムス」、コミカルな内容で笑いを誘う「美術館」など10作品。鎌倉鳶(とび)職組合の有志5人が特別出演し、木遣りも披露する。

平塚養護学校出身で最古参メンバーの一人、会社員良積正洋さんは「湘南亀組のパントマイムを日本中、そしてアジア、世界に広めたい」と笑顔をみせていた。

会場は鎌倉芸術館小ホール。午後6時半開演。入場料1700円(前売り1500円)。小学生以下と障害者介護者は無料。問い合わせは湘南亀組工房電話090(8485)1511。

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