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個人所有建築物で初、中原の安藤家長屋門が市指定文化財に/川崎

神奈川新聞 | 2012年12月1日(土) 00:30

市文化財に指定された安藤家長屋門(市教委提供)
市文化財に指定された安藤家長屋門(市教委提供)

中原街道の宿場町として栄えた小杉陣屋町(川崎市中原区)に江戸時代から残る「安藤家長屋門」が、市文化財に指定された。建築当時の部材をとどめ、往時の面影をしのぶことができる貴重な木造建築物という。市指定文化財は111件目。個人所有の建築物が指定されるのは初という。

安藤家は後北条氏滅亡後に小杉村に土着・帰農したとされる。江戸時代には周辺の名主を統括する割元名主を務めていた家柄だ。

長屋門の建築年代は幕末ごろ。門扉の両脇に1部屋ずつを配した平屋(中二階あり)で、建築面積は約70平方メートル。部材はすべてケヤキを使用し、化粧金具も豪華に施した割元名主屋敷にふさわしい造りという。

文化財指定は、門の老朽化を伝え聞いた地元住民から、保存を求める声が上がったことがきっかけ。昨年8月からの3カ月間で指定を求める3232人分の署名が集まり、市教育委員会に提出されていた。

市教委では、横浜国立大の大野敏准教授に調査を依頼。大野准教授は「中原街道沿いに残された歴史的景観として重要な建造物」などと評価した。

これを受け、市教委は指定に向けた手続きに着手。先月下旬の市文化財審議会の答申を得て、11月27日付で指定された。

20代目当主・安藤均さん(49)は「小杉は再開発も進み、新しいまちへ変貌を遂げているが、その中で古い文化が残ることに意義があるのでは」と指摘。「長屋門をまちづくりにも積極的に活用し、地域の人たちに喜んでもらえれば」としている。

指定記念として、12月1日には特別公開を開催。市教委文化財課職員が長屋門の解説を行う。午前10時~午後3時。観覧無料。

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