座間市書道連盟の展示会が同市緑ケ丘のハーモニーホール座間ギャラリーで開かれている。木板に浮き彫りにした刻字や、青く染めた和紙に白炭で記したものなど、公募に応じた市民の作品を中心に64点が集まった。
市内に住む谷内秀翠さん(68)は「奥の細道」の舞台を旅した際に詠んだ俳句4句を春夏秋冬の順で書いた。「漢字は隷書体で、平仮名は自己流の字体を使った」という。
連盟の吉山白峰会長(73)は「出展者の半分以上が高齢者。作品を見てもらうことが励みになる」と来場を呼び掛ける。
2人が感謝するのがギャラリーの環境。「スペースがあるので、書を始めて1、2年の初心者から、全国展の常連のようなベテランまで間隔を空けて展示することができた」と谷内さん。吉山さんも「こんなにすばらしい会場を税金で建ててくれた市民に感謝しています」と話していた。
11日まで。入場無料。問い合わせは、ハーモニーホール座間電話046(255)1100。
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