若い才能観客魅了、かながわ音楽コンクール上位入賞者がプロオケと競演/神奈川
神奈川新聞 | 2012年10月1日(月) 00:20

第28回かながわ音楽コンクールの上位入賞者が演奏を披露する「トップコンサート」(神奈川新聞社、同コンクール運営委員会主催)が30日、県立音楽堂(横浜市西区紅葉ケ丘)で開かれた。ピアノ、バイオリン、フルートで5人の女性が神奈川フィルハーモニー管弦楽団とそれぞれ共演。観客からは惜しみない拍手が送られた。
ステージに立ったのは、ユースピアノ部門Dの部(中学1・2年生)最優秀賞・県知事賞の村上うららさん(14)=北鎌倉女子学園中3年=、バイオリン部門高校生の部最優秀賞・神奈川新聞社社長賞の野見山玲奈さん(19)=桐朋学園大1年=、フルート部門一般の部(18歳以上)1位の大井絵理子さん(24)=東京芸術大大学院1年=、シニアピアノ部門(18歳以上)1位の川添文さん(21)=東京芸術大3年=、同部門2位の鐵百合奈さん(20)=同大2年。
5人はこの日のために練習してきた成果を存分に発揮。神奈川フィルとの息の合った演奏で、約700人の観客を魅了した。
プロオーケストラとの初共演を果たした村上さんは、「緊張を減らそうと夏休みは一日中練習した。音を外したりしたけど、オーケストラの人たちがとても優しく、うまく合わせてくれた」とほっとした表情。本番では、積み重ねた練習に裏打ちされた若き才能あふれる演奏を披露。「もっと練習して技術や表現力を磨きたい」と、さらなる成長を誓っていた。
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