言論人・徳富蘇峰(1863~1957年)が愛した富士山のコレクション展が、二宮町二宮の徳富蘇峰記念館で開かれている。日本画の大家から贈呈された絵画など33点が展示されている。来年2月11日まで。
同記念館によると、蘇峰は富士山を「日本の象徴」とたたえ、元日の揮毫(きごう)には富士山を入れていた。親交のある画家からは富士山にちなんだ絵画がたびたび贈呈され、同記念館で所蔵している。
記念館2階の企画展会場には、蘇峰の米寿祝いに贈った掛け軸など福田眉仙(びせん)の日本画5点のほか、堅山南(かたやまなん)風(ぷう)、平福百穂(ひらふくひゃくすい)、谷文晁(ぶんちょう)らの作品が並ぶ。それぞれの画家の富士山への愛情が伝わってくる。
二宮駅から徒歩12分。入館料は大人700円、大学・高校生500円。月曜休館。問い合わせは、同記念館電話0463(71)0266。
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