バラエティー豊かなこけしと、茶碗(ちゃわん)の種類や歴史を紹介する企画展が、真鶴町真鶴の真鶴アートミュージアム(館主・福田晃子さん)で開かれている。
「わたしが選んだカワイイこけし」と銘打った展示は、特徴の異なる小さなこけし108本を取り込んだ高さ約1メートルになる巨大こけしや、内部にルーレットが仕込まれたものなど、多彩な約50点が並ぶ。「こけしブーム」が広がっているといい、「実際にコレクションしたくなるような、面白いものを集めました」と福田さん。来場者らも、バラエティー豊かな作品を興味深そうに眺めていた。
展示「ここに来れば『茶碗がわかる』」は、身近な存在である茶碗を通じ焼き物を知ってもらおうと企画。平安初期に茶とともに中国から伝わり、室町時代以降の茶の湯文化の展開で朝鮮半島産や日本産が重んじられるようになるなどの歴史があるといい、現代作家による唐津焼や萩焼など約20点が展示されている。細川護煕元首相の作品も並ぶ。
12月25日まで(水・木曜日休館)。午前10時~午後4時半。高校生以上700円、小中学生200円。問い合わせは同館電話0465(43)6783。
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