
タンザニア発祥のアート「ティンガティンガ」の原画展が30日、南足柄市女性センター(同市関本)で始まった。同国の駐日特命全権大使も会場を訪れ、アフリカを代表する現代アートとして国内外から評価されるティンガティンガの魅力を紹介した。
ティンガティンガは塗装用のエナメルペンキを使い、動物や自然を思いのままに描く手法。大胆な構図や鮮やかな色彩が特徴という。
原画展は、フィリピンにけん盤ハーモニカを送る活動などに取り組む市民団体「子どものためのアジア・アフリカ音楽交流協会」の主催。支援の輪をタンザニアへ広げるきっかけにしようと企画し、16点を並べた。サバンナで暮らすキリンやシマウマ、ゾウなどが、生き生きと描かれている。
会場には作品をPRしようと、同国の駐日特命全権大使であるサロメ・シジャオナさんも訪問。加藤修平市長から歓迎の言葉を受け、「日本でも多くの人に気に入ってもらっているアートで、大使館でも力を入れてPRしている。タンザニアのことを知ってもらい、関係を深めていきたい」と話していた。
展示は入場無料で9月3日まで同市女性センター(午前10時~午後5時)、6~9日は小田原市中里のロビンソン百貨店小田原店(午前10時~午後7時)で行われる。問い合わせは同協会事務局長の岩井光祐さん電話090(9309)7095。
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