アマチュア日本一を決める第66回全日本アマ将棋名人戦の県大会が22日、横浜市中区の神奈川新聞社で開かれ、浅倉孝幸さん(19)=相模原市中央区、大学生=が決勝で渡辺誠さん(18)=横浜市金沢区、アルバイト=を破って初優勝した。浅倉さんは9月8~10日に東京で開かれる全国大会に県代表として出場する。
県大会は神奈川新聞社と日本将棋連盟県支部連合会(菊名登会長)の主催。8歳から75歳までの愛好家90人が参加した。最初に2勝通過・2敗失格の予選を行い、勝ち上がった43人にシード4人(前回4強)を加えた47人が決勝トーナメントを戦った。
唯一の女性参加となった横浜創学館高校1年、小澤あざ美さんは予選を突破したが、決勝トーナメント1回戦で敗れた。
前回3位の浅倉さんと同2位の渡辺さんとの対決となった決勝は、互いに相手の動きをけん制する神経戦から一転して激しい戦いになり、浅倉さんが飛車角を切り捨てる強手を放って、接戦を制した。
浅倉さんは、ことしの関東アマ名人戦で準優勝の成績を収めた。これまでにアマ竜王戦全国3位の実績がある。「県大会は自分らしい将棋が指せた」と振り返り「全国大会は3日目(4強)まで進みたい」と抱負を語った。
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