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教室に行こう
県立新栄高校(横浜市都筑区)

教育 | 神奈川新聞 | 2023年5月7日(日) 15:00

学習の目標を明確化
端末活用で授業を分かりやすく

端末を使って表やグラフを読み解く生徒

 「Hello class! When do you feel happiness? I feel happy when I eat delicious foods.」。教師の元気な発声で、授業が始まった。1年生の英語コミュニケーションⅠの授業だ。

 この日の授業は、幸福度について書かれた英文を、表やグラフと関連させながら読み解くことがテーマだ。

 「英語のグラフを読み解くなんて難しそうだ」と言う生徒を、教師が励ます。「グラフの読み取りは、ポイントが分かれば難しくないぞ。一緒に見つけていこう」

 まず、生徒たちは、学習シートに、「今日の目標」を書き込む。毎回、授業を通して何ができるようになるかをイメージするためだ。

 新出単語の確認後、タブレット端末を活用して英文と表やグラフの読み取りを行う。教師はタブレット端末上で、論理展開を示す「つなぎ言葉」など、重要語句を色付けして示しながら、世界の国々の幸福度を示す表やグラフを読み取る際のチェックポイントを生徒と一緒に確認していく。「『The highest ranked』は、最上位のことだよね」「それなら、表にあるこの国だね」。ポイントとなる表現を書き込んでいき、読み取りが終わると、日本の幸福度と諸外国の幸福度の違いについて話し合った。

 次の授業は、発表の時間だ。「何を幸せと感じるかで、幸福度は変わるんだ」。生徒は自問自答し、自身の幸福論を英語で発表していた。

 授業後、「今日の学びメモ」に、自分ができるようになったことを中心に具体的に書き込み、振り返りを行う。

 「毎回、初めに目標を定めて、終わりに自分を振り返るから、集中できるようになった。タブレットを使う授業も分かりやすい」と、好評だ。

 学習の目標を明確にすることで、集中して学習に取り組めるようになる。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

 
 

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