50周年 伸び伸び表現
クラス作品や子どもの笑顔がプレゼント
創立50周年を迎えた本年度、「50周年ありがとう」をテーマに、学習活動の中で創立記念に関する企画に取り組んできた。
企画の一つである「花いっぱいプロジェクト」では、児童・生徒がプランターや花壇に、チューリップの球根や花の苗を植えた。初めて苗の根を見た児童は「どうなっているのかな?」とじっくり観察したり、触ることを怖がったり。慣れてくると教員と一緒に触り、土をかけて植えることができた。児童は、今では水の入ったじょうろを抱え、教員に手を添えてもらいながら水やりをしている。
高等部の実習班では、手押しの一輪車を使って交代で何度も土を運び、丸い形状の花壇に傾斜をつける整備を進めた。「土を運ぶ係」「土をならす係」など、みんなで役割分担を相談し、花が見やすくなるよう丁寧に作業を進めた。作業後は、花の苗で描いた「5」と「0」の数字を満足そうに眺めていた。
体育館には、イラストや児童・生徒の手形、ちぎり絵などを用い、壁面装飾と横断幕を制作して、壁一面を飾った。分教室の生徒は自らイラストのデザインを考え、「秋の絵にしよう」「国旗のイラストを入れよう」といった意見を出し合い、個性豊かなデザインの作品に仕上げた。小学部では、自分の体より大きな紙いっぱいに、友達や教員とで力を合わせて手足を使ったアクションペインティングを行ったり、腕を大きく動かしはけやローラーを操作したりして、「おめでとう」の気持ちを伸び伸びと表現した。
10月には、学校の誕生日を祝い、PTA会長や校長先生によるビデオメッセージやスタンプラリーなどの記念イベントを行った。何よりも、クラスの作品や子どもたちの笑顔が、学校にとって一番の誕生日プレゼントとなった。
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート 神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/seitosidou/hanii.html
県立瀬谷養護学校(横浜市瀬谷区)
創立記念日に記念撮影 [写真番号:1062964]
体育館を飾る作品づくり [写真番号:1062965]