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県立みどり養護学校(横浜市緑区)

教育 | 神奈川新聞 | 2021年12月27日(月) 15:00

意欲を育む清掃学習
キャリア教育として成功体験を積み重ね

「専用棒」に巻き付けて布巾を絞る

 「さあ、やってみよう!」。みどり養護学校中学部の作業学習の時間。子どもたちが注目する前方には、布巾の入った箱、水の入ったバケツ、机が整然と並んでいる。

 「箱から布巾を取って」「バケツに入れるよ」。担任の手順に沿った言葉掛けとともに、生徒は布巾を箱から取り出し、バケツの中に入れる。それを見届けた担任は、ぬれた布巾を絞るための「専用棒」に巻き付けてセットする。

 「せーの! ぎゅー!」。掛け声に合わせて、生徒は専用棒に巻き付けた布巾を絞る。専用棒は、正しい絞り方を身に付けるために担任が手作りしたものだ。これがあれば、絞ることが得意でない生徒も、布巾を丸めて握るだけではなく、正しい形で絞ることができる。

 「次は机を拭くよ」。用意された机の上には、透明板が敷かれており、拭き残しがないように布巾でなぞるラインが描かれている。「赤、青…」「右、下、左、上…」。一人一人の作業の習得状況に合わせて、ラインの色や方向の言葉を掛ける。生徒はラインを布巾で丁寧になぞっていく。「できた! 次はこれ(透明板)なしでやりたい!」。自然と意欲が湧いてくる。「それじゃ、やってみる?」

透明板に描かれたラインを布巾でなぞり机を拭く

 生徒は真剣なまなざしで、やや緊張しながら、透明板で繰り返し練習したときと同じように、机を拭いていく。「やった! できた!」。生徒の顔が笑顔であふれた。「きれいに拭けたね。拭き残しがないよ。すごい!」。担任の褒め言葉とともに、教室に拍手が湧き起こった。

 みどり養護学校では、昨年度からキャリア教育の取り組みとして、小学部から高等部まで、一貫して清掃の学習を行っている。授業を通して、清掃の技能を身に付けるとともに、成功体験を積み重ねていくことで、「自らきれいにしたいという気持ち」を育んでいけるようにしている。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート 神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/seitosidou/hanii.html

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