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映画「ひろしま」原発事故で脚光、3月1日に上映会/横浜

社会 神奈川新聞  2012年02月25日 12:29

原爆投下の惨状を克明に描いた映画「ひろしま」が脚光を浴びている。60年近く前に製作されたが興行化できず、長く「幻の映画」とされてきた。原子力発電所の事故で核物質への関心が高まる中、上映運動の輪が広がっている。県内では3回目になる上映会が3月1日、横浜で開かれる。

「ひろしま」は被爆した子どもたちの文集「原爆の子」をベースに、日本教職員組合がカンパを集めて1953年に完成した。関川秀雄監督、月丘夢路主演。約9万人の広島市民がエキストラで参加した。

家族や教師の姿を追いながら、原爆投下直後の人々の様子やその後の苦しみを克明に描写。55年に第5回ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞したが、国内では上映館による自主規制などでほとんど公開されなかったという。

監督補佐を務めた故小林大平さんの長男で映画プロデューサーの一平さん(65)が数年前から上映活動を開始。その後、原発事故が起き放射能汚染が現実になると、一気に関心が広がった。県内では昨秋の藤沢市を皮切りに12月には横浜市戸塚区で上映された。

3回目の上映は、こうした動きを新聞記事で知った元横須賀市議の原田章弘さん(65)らが企画した。原田さんは「当時この映画が上映されていれば、原発は建設されなかったのではないか。事故から1年。『核の平和利用』とは何なのかを考えたい」と話す。

3月1日は横浜情報文化センター(横浜市中区山下町)「情文ホール」で、午後2時からと同6時からの2回上映。料金は千円(高校生以下500円)。問い合わせは主催の「かながわ歴史教育を考える市民の会」電話045(228)0855。

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