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鉄道コラム前照灯(115) 駅に「どこでもドア」

神奈川新聞  2012年02月24日 00:00

通勤でJR根岸線の横浜―関内間に乗っているが、朝は遅延がままある。ホームの表示板を見ると次発電車の出発時刻が消えている。「またかいな」。出はなをくじかれた気分になる。マイクでおわびを続ける駅員も大変だろうが…。わずか2駅が遠い

▼数えてみたら京浜東北・根岸線は大宮―大船が計46駅にも上る。どこかでホームからの転落事故や急病人が発生するのは、確率の問題でもあろう。気分が悪くなったり、貧血を起こしたりは仕方ない。しかし、車両との接触やホーム下への転落は、ホームドアの設置によって、かなりの部分が防げる。視覚障害者の事故も減らせるとすればバリアフリーの向上につながる

▼ホームドアでなじみが深いのは、シーサイドラインや横浜市営地下鉄だろう。両線はワンマン運転のため、安全を確保する上でホームドアが不可欠だった。シーサイドラインはプラットホームスクリーンドアという背の高いドア。市営地下鉄はホームさくと呼ばれる胸の辺りまでのドアだ

▼遅々としてではあるが、ホームドアの設置が広がりつつある。車両のドア数の違いなどによる位置の変動に対応する機能が課題だが、メーカーの開発が進んでいるという。相互乗り入れを行っている駅にも設置が可能になる

▼「ドラえもん」ではないが、「どこでもドア」が駅を進化させることに期待したい。(N)

(2012年2月24日)

【神奈川新聞】


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