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映画館のない街で映画祭を、来年3月“復活”へ熱い議論/厚木

社会 神奈川新聞  2011年11月30日 12:34

映画館のない街で映画祭を開こう―。東日本大震災の影響で今年3月に中止となった厚木市の企画が再び動きだした。あつぎ文化芸術特別大使で劇作家の横内謙介さんがプロデュースする「あつぎ映画祭」は、復興支援の意味も込め大震災から1年に当たる来年3月10、11日に市文化会館で予定。1年前の企画よりも規模を拡大し内容を充実させる方針で、「文化芸術を中心に街を再生させ、新しい街づくりを進めていこう」と、熱い議論が始まった。

今月19日夜、同映画祭実施主体の「あつぎ名作映写会実行委員会」(矢島仁委員長)の呼び掛けで市内で開いた分科会には、あつぎフィルムコミッション協議会、にぎわい懇話会、厚木商工会議所女性会の各メンバーや、市職員ら約20人が集まった。

市内では2008年2月、商業施設の撤退で映画館が一つもなくなった。「人々がこれを小事と思うか、一大事と思うか、ここで厚木の進む道が分かれる」と訴える横内さんに共鳴する声は少なくない。

2日間の上映作品は、当初の予定にあった松井久子監督の「レオニー」と県立厚木高校出身の俳優六角精児さん主演「鑑識・米沢守の事件簿」に加え、市内に疎開経験があるという女優岸恵子さんの快諾を取り付け、出演作「細雪」「おとうと」の上映とともにトークショーに出てもらう。

映画祭開催の意義をどう一般市民に伝え、街の活性化につなげるかが課題。「中高年パワーを活用しよう」「いや、やはり若者をどう取り込むかも大事だ」「どう旗印をぶち上げるかも考えたい」…。話し合いは夜遅くまで続いた。

分科会は年内にももう一度開き、内容を詰める予定だ。

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