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横浜国際女子マラソン:連覇逃した尾崎好美選手、相洋高後輩の大声援に感謝

スポーツ 神奈川新聞  2011年11月21日 13:42

10キロすぎの沿道で尾崎選手に声援を送る相洋高陸上部員と石塚監督(左端)=横浜市磯子区
10キロすぎの沿道で尾崎選手に声援を送る相洋高陸上部員と石塚監督(左端)=横浜市磯子区

山下公園発着で20日に行われた横浜国際女子マラソンの沿道で、相洋高陸上部の石塚靖夫監督(57)と約30人の部員たちが声をからした。電車や駆け足で計5カ所に移動しながら、同校出身の尾崎好美選手(30)=第一生命=に送った大声援。惜しくも連覇を逃した尾崎選手だが、「声援は全部聞こえました」と後輩の後押しに感謝した。

「尾崎! 尾崎!」。10キロ地点すぎのJR磯子駅前。先頭集団で駆け抜ける尾崎選手に、手拍子に合わせて声援が送られた。

一瞬、その表情を見た石塚監督は「和らいできた。あの子は昔から暑いのが得意だから大丈夫」。通過後すぐ電車に乗り込み、石川町駅から走って山下公園近くの33キロ地点に移動。今度は「いけるぞ尾崎」のコールを繰り返した。「集団の左側に陣取るのは調子がいい証拠。まだ余裕がありそうだし、いい予感がする」。石塚監督はそう言って表情を緩めた。

山北中時代、尾崎選手はバスケットボール部員だった。高校時代は県大会の800メートル7位が最高だったが、「結果よりも努力。過程を大事に」という石塚監督の言葉を実践して徐々に力をつけ、トップランナーに成長した。

この日のレースは、残念ながら最後に暗転。尾崎選手はゴール手前で惜しくも抜き返されて2位となり、悲願の五輪切符獲得は微妙となった。

ここまでの長く、地道な歩みを知る石塚監督は「悔しいだろうな」と言葉を詰まらせた。

レース後に短く言葉を交わした尾崎選手は、すべてを出し切ったような表情を恩師に見せたという。

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