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体験学習室増設で利用促進
19年春に新博物館 17年度着工 厚木市

カルチャー 神奈川新聞  2017年03月08日 12:15

あつぎ郷土資料館(仮称)の完成予想図(厚木市提供
あつぎ郷土資料館(仮称)の完成予想図(厚木市提供

 厚木市は2017年度に新たな博物館施設を同市下川入に着工する方針を決めた。老朽化する郷土資料館(同市寿町)を移転・拡充するもので、19年春の開館予定。展示・収蔵機能を高めるとともに、体験学習室を増やして市民利用も促していく。 

 市によると、「あつぎ郷土資料館(仮称)」の建設場所は、県から譲渡された県立中央青年の家跡地(同市下川入)で、広さは約4100平方メートル。鉄筋コンクリート造りで2階建て、延べ床面積は1580平方メートル。

 施設の1階部分が市民利用のスペースで企画、常設の各展示室と体験学習室2室など、2階は市が所蔵する約17万点の収蔵庫や各種作業室などを備える。二つの体験学習室は間仕切りを外して活動発表のステージ設置も可能になるという。

 自然、人文系の複合型博物館として整備。市民が楽しみながら地元の環境、歴史、文化を学べる活動拠点を目指す。本体工事は秋からで18年度末の完成。建設費は約9億100万円。

 現在の郷土資料館(延べ床面積1230平方メートル)は1998年、旧図書館施設を改修して開館、設備が老朽化していた。今回の新設に伴って高度な空調機器が導入され、他施設から関連する重要文化財の借り入れ展示もできるようになる。

 ただ一方で、郊外移転によって利便性が悪化、集客力が新たな課題になる。中心市街地にある現施設の年間利用者は約1万3千人で近年はほぼ横ばい。施設の更新効果で約2万人の増加を見込むが、展示内容の企画力が問われることになる。

 市文化財保護課は「敷地的に余裕があり、駐車場は30台までに増やし、屋外イベントも開催できる。バス停は近いが、運行は1時間に1~2本なので、例えば企画展に合わせた増便要請を考えたい。魅力ある展示により、多くの市民に来館してもらえる博物館にしたい」と話している。


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