1. ホーム
  2. カルチャー
  3. 怒り・笑い?表情多彩 縄文の顔テーマに

怒り・笑い?表情多彩 縄文の顔テーマに

カルチャー 神奈川新聞  2017年03月06日 12:32

下溝大正坂遺跡から出た土器の「顔面把手」
下溝大正坂遺跡から出た土器の「顔面把手」

 土器の取っ手や土偶などに残る縄文時代の人たちが作った顔をテーマにしたミニ展示が、相模原市中央区田名塩田の旧石器ハテナ館(史跡田名(たな)向原(むかいはら)遺跡旧石器時代学習館)で開かれている。怒っているような、笑っているような、素朴で大胆な表情が並ぶ。

 「かお・カオ・kao 顔がいっぱい! 縄文の人たちは顔にどんな思いを込めたのか」と題した企画展示。土偶14点、土器付属品5点の計19点の展示品のうち、18点が相模原市内の遺跡から出土した。

 人や動物の顔を付けた土器は、約5千年前の縄文時代中期の土器に見られる。土器を女性や母親に見立てその中で煮炊きしたものを皆で食べることで団結を強めたという説もある。

 土偶(人形)は頭部だけのものが多いが、後頭部の髪形に工夫を凝らしたものも。頭にはちまきをしたもの、筒型に顔を載せたものなど、ユニークな造形を楽しめる。

 20日まで(14日以降は展示変更あり)。入場無料。11日午後2時から講演会「顔のついた縄文土器」も開催、申し込み不要。問い合わせはハテナ館電話042(777)6371。

 ハテナ館は、1997年に発見された全国でも珍しい2万年前の住居状遺構(田名向原遺跡)が国の史跡となったことを受け、2009年に学習・展示施設としてオープンした。


下原遺跡から出た土偶の頭部と胸部。後頭部の模様も見えるように鏡が置かれている
下原遺跡から出た土偶の頭部と胸部。後頭部の模様も見えるように鏡が置かれている

ユニークな「顔」が並ぶミニ展示コーナー=旧石器ハテナ館
ユニークな「顔」が並ぶミニ展示コーナー=旧石器ハテナ館

シェアする