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新たな登戸すくすく 若手有志が「そだて隊」

話題 神奈川新聞  2017年03月04日 09:21

土地区画整理で集団移転する登戸駅(奥)西側の商店街
土地区画整理で集団移転する登戸駅(奥)西側の商店街

 小田急線・JR南武線の登戸駅周辺(川崎市多摩区登戸)の歴史をはじめ、地域資源を発掘して新たなにぎわいづくりに役立てようと、地元の若手有志約10人が「登戸そだて隊」を発足させた。区画整理が進み、古くからの町並みが消えつつある中、江戸時代に登戸宿として栄えた歴史を生かす。多摩川の渡し船再現などの企画を練っている。

 隊のメンバーは、商店主のほか、イベント企画やボランティアなどを行う30代が中心。登戸土地区画整理事業によって集団移転する駅西側商店街で1日、地元商店関係者らを招いて発足記念のテープカットを行った。

 隊長で広告代理店を営む高山康司さん(39)は「区画整理で発展が期待される一方、コミュニティーが縮小している。宿場町の歴史を学んで知らないまちの魅力を発見し、新たな住みたいまちに変貌させたい」と話した。

 隊はにぎわいづくりに向けて多摩川を拠点に催しを実施。ベロタクシー(自転車タクシー)を使った地域巡り、江戸時代の登戸の渡し再現などの「まちそだて事業」を検討していく。

 商店街のある登戸駅西側周辺地区約1・2ヘクタールでは、区画整理に伴う集団移転が進む。登戸区画整理事務所によると、建物20棟の土地・建物所有者、借家人114人の移転が3月末をめどに完了する予定。その後、建物を解体し都市計画道路を整備する。新しい建物は2019年4月ごろから建設が始まるという。

 同商店街でバーを経営する隊メンバーの越川慎介さん(38)は4月から仮設店舗に移る。「新しいまちの姿はまだ見えないが、戻ってきた時に備えてにぎわう企画を考えたい」と意欲を見せる。発足式に招かれた登戸駅前商店会の吉沢和久会長(68)は「ゴーストタウン化したこの商店街に活気を取り戻したい」と話した。


「登戸そだて隊」発足式でテープカットする高山康司さん(右)=川崎市多摩区登戸
「登戸そだて隊」発足式でテープカットする高山康司さん(右)=川崎市多摩区登戸

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