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生活保護の基礎学ぶ ジャンパー問題受け

社会 神奈川新聞  2017年03月03日 02:00

生活支援課員らを対象に行われた基礎研修=小田原市生涯学習センターけやき
生活支援課員らを対象に行われた基礎研修=小田原市生涯学習センターけやき

 生活保護業務を担当する小田原市生活支援課の職員が不適切な表現をプリントしたジャンパーを作成・着用していた問題を受け、市は2日、課員らが生活保護制度の理念や、受給者と接する際の心構えなどを学ぶ基礎研修を実施した。

 研修は2回に分けて行われ、課員ら計33人が受講。県生活援護課の元職員で、福祉関連の人材研修に取り組む「実践ソーシャルワーク塾」の菊池健志塾長が講師を務めた。

 菊池塾長は生活保護制度の根幹にある理念や特性、憲法との関係性などについて説明。ケースワーカーには(1)事象の本質(2)社会との関わり(3)本人(受給者)の可能性-を探る三つの視点が求められるとし、「ケースワーカーは生存権を支えるため、個別に寄り添う仕事。原点に立ち返ろう」と呼び掛けた。

 研修終了後、菊池塾長は「生活保護制度は技術的な作業が優先されがち」と指摘。「基本理念を実際の現場でどう適用していくかには高い専門性が求められる」とし、今後も研修などを通じて学び合う機会を持つ大切さを説いた。


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