1. ホーム
  2. 経済
  3. 若手船員確保に注力 関東運輸局が就職相談

若手船員確保に注力 関東運輸局が就職相談

経済 神奈川新聞  2017年03月02日 14:51

就業相談窓口で船員の仕事をPRする関東運輸局の職員=2月23日、横浜市西区の新都市ホール
就業相談窓口で船員の仕事をPRする関東運輸局の職員=2月23日、横浜市西区の新都市ホール

 若年船員の確保が海運業界で深刻な問題となる中、「海のハローワーク」として専用窓口を設けている国土交通省関東運輸局(横浜市中区)が内航船員への就職の機会創出に力を入れている。さまざまな関係機関と連携することで、船になじみのない若者たちにも積極的にアピールしている。

 観光客に人気の東京・お台場で10日、内航海運会社など50社が出展した「めざせ!海技者セミナー IN TOKYO」が開かれた。

 同局主催で、昨年6月に続いて2回目。首都圏の商船系高等専門学校や水産系高校の学生・生徒ら119人(うち女性9人)が参加し、企業のブースでは学生らが熱心に質問していた。

 同局によると、国内の港を結ぶ内航貨物船は国内全体の貨物輸送の4割を担うが、船員の半数以上が50歳超で、大量退職による人手不足が懸念されている。一方で内航船会社の採用状況は十分でなく、同局管内の有効求人倍率は3倍近くで、全国平均より高い。

 首都圏で深刻化する船員不足への対策として、同局は関係機関と連携し、船員の仕事に詳しい職員が出向いて就職の相談に応じる取り組みを本格化した。

 2月22日には、横須賀市内の自衛隊基地で、本年度末で退職する陸海空の自衛官を対象とした就業フェアに初めて参加。翌23日にはハローワーク横浜と横浜市の主催で同市西区で開かれた「よこはま合同就職面接会」に出展した。会場ではセーラー服姿の女性キャラクターが描かれた案内チラシを配布し、船になじみが薄い若者たちに内航船員の仕事をアピールしていた。

 同局は昨年、県立海洋科学高校の生徒らを対象にフェリーなどでのインターンシップ(就業体験)を初めて実施した。同局の担当者は「若者たちが内航船に関心を寄せているという手応えもある。来年度も内航船員の就業に向けた取り組みを強化したい」と話す。


シェアする