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丹沢の魅力知って、「資料保存会」が県に図書1400冊移管/厚木

社会 神奈川新聞  2011年07月21日 15:27

書庫に並ぶ移管された図書の内容を説明する永森代表(右)=厚木市七沢の県自然環境保全センター
書庫に並ぶ移管された図書の内容を説明する永森代表(右)=厚木市七沢の県自然環境保全センター

丹沢のさまざまな資料を収集する任意団体「丹沢資料保存会」(永森邦雄代表)が今春、厚木市七沢の県自然環境保全センターに図書約1400冊を移管した。資料は閲覧可能で、保存会は「多くの人に見てもらい、丹沢の魅力を広く知ってもらえれば」と話している。

同センターの図書室奥の書庫には、丹沢関係の山岳図書などが並ぶ。

今回寄贈されたのは、おととしに亡くなった県山岳連盟会員の資料。遺志を引き継ぐ形で、保存会が預かり、同センターの資料に加わった。

今後、保存会の発足者、故奥野幸道さんが所有していた写真のフィルム原版やポジなどの移管も検討されている。1950年代の集落の風景や登山道など約2万こまに及ぶ。

永森代表は「資料的価値はとても高い。フィルムの一部はデジタル化されていて、展示会や調査報告書などに貸し出され、人間が丹沢にどのように関わってきたかを教えてくれる」と話す。

丹沢資料保存会は前代表の故植木知司さんら30人が中心となって、2001年6月に発足。1950年代、丹沢関連の図書や資料は登山客が増えるとともに急増。保存会は資料の散在を防ごうと、歴史、民俗など多方面から丹沢を探る活動拠点「丹沢資料館」の創設を活動趣旨に掲げた。

現在、保存会の個人の蔵書数は合わせると、数千冊という。展示会を開くなど、地道にPR活動も続けてきたが、資金不足などから資料館創設には至らなかった。一方、メンバーの高齢化が進み、資料保存施設の確保は喫緊の課題となった。

そこで、資料の有効利用が期待でき、09年6月に新館が開館した同センターへ移管することにした。

同センターの谷川潔課長は「資料を読み解くことで、丹沢の自然再生の姿が見えてくる」と期待を寄せている。

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