1. ホーム
  2. 社会
  3. 医療少年院、住民に公開 相模原

医療少年院、住民に公開 相模原

社会 神奈川新聞  2017年02月26日 12:04

視覚認知の訓練に使う教材について職員が説明した
視覚認知の訓練に使う教材について職員が説明した

 地域に開かれた施設を目指し、神奈川医療少年院(相模原市中央区小山、後藤里香院長)は25日、施設内の様子を地域住民らに一般公開した。

 同少年院は、窃盗や傷害などの非行で少年院送致となった知的障害や発達障害がある少年ら59人を収容。平均年齢は17・27歳で、最年少は14歳、最年長21歳が社会復帰を目指して治療や教育を受けながら集団生活を送る。

 また、家庭環境によっては親元へ帰れず福祉施設へ入るケースや在院期間が長期化するケースもあるという。後藤院長は「医療少年院での生活は、社会でいかに生きていけるかを目標にしています」と話した。

 参加者たちは少年法に基づく14歳以上の犯罪少年と13歳以下の触法少年の区別や、少年鑑別所の役割について説明を聞いた。また陶芸、漆器制作など職業訓練場のほか、舞台が設けられ表現力を養うサイコドラマ室、心理療法のスペース、図書室などを見学した。

 テレビ視聴について「最近は乱暴なシーンもないので特に制限はない。平日は午後8時から、職員が番組欄を読み上げ、多数決で決める」と説明があり、うなずく場面も。新聞は全国紙と地元紙を熟読し、社会の動きを知る手だてとしている様子が紹介された。

 参加した小原町自治会副会長の平岡陽子さん(62)は「社会生活になじめるように工夫されていることが理解できた」と話していた。


陶芸室で院生が制作したコーヒーカップの説明を聞く参加者
陶芸室で院生が制作したコーヒーカップの説明を聞く参加者

シェアする