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横須賀基地従業員二審も「解雇無効」 パワハラ解雇で東京高裁判決

社会 神奈川新聞  2017年02月24日 12:26

 米海軍横須賀基地(横須賀市)の元従業員石井裕次さん(53)が部下へのパワーハラスメントを理由に解雇されたのは不当として、国に雇用継続などを求めた訴訟の控訴審判決が23日、東京高裁であった。中西茂裁判長はパワハラの事実があったとは認めず、解雇は無効とした一審横浜地裁横須賀支部の判決を支持、国に未払いの賃金や慰謝料計約2500万円の支払いを命じた。

 判決によると、石井さんは2011年、部下への暴力などを理由に出勤停止となり、13年5月に解雇された。

 中西裁判長は一審判決に続き、暴行や暴言を受けたとする従業員の供述は「事実を裏付ける客観的証拠はない」と指摘。国が新たに高裁に提出した陳述書についても「(追加された従業員の供述は)いずれも信用できない」とした。一方、出勤停止になって以降、基地以外で働いて得た給与を未払い賃金から控除すべきという国の主張を認めた。

 判決後、石井さんは「一審に続き無実を証明できた。なぜ不当に解雇したのか説明と謝罪をしてほしい」と話した。

 防衛省南関東防衛局は「国の主張について、裁判所の理解が一部得られなかった。判決内容を慎重に検討し、関係機関と十分調整の上、適切に対処する」とコメントしている。


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