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障害者寄り添い20年、障害者施設「あすなろ第二作業所」の所長が退職で第二の人生門出で祝う/厚木

社会 神奈川新聞  2011年05月12日 15:09

厚木市飯山の障害者施設「あすなろ第二作業所」の所長を20年以上務めた町田安男さん(63)=同市上荻野=が、この春で退職した。自らも車いすで生活し、施設利用者に寄り添った運営を心掛けてきたという町田さん。今月2日の退職記念パーティーには重度障害者や家族、職員ら42人が集い、第二の人生の門出を祝った。

町田さんは25歳のとき、産業機械を据え付ける作業中に約3メートルの高さから転落し、首の骨を折って四肢まひとなった。県総合リハビリテーションセンターで社会復帰の訓練を受けた後、同センターの職員が中心となって設立した任意団体「あすなろの会障害者自立活動センター」の障害者地域作業所に通所した。

「あすなろの会」では1989年、さらに重度の障害者の活動拠点「あすなろ第二作業所」を開設。その所長職への就任を町田さんに打診した。町田さんは「重度の障害者の気持ちを酌んで運営してもらいたい」という言葉に押され、快く引き受けた。

通所者は外に出る機会が少ないため、思う存分、自由に話し合えるような雰囲気づくりに努めたという。年度末にはスタッフの入れ替わりなどで、夜遅くまで会計事務に追われることもあったが、「苦しいとき、多くの人の助けによって、乗り越えられた」と感謝する。退職後はNPO法人「厚木あすなろの会」の代表理事として、引き続き障害者の就労支援に携わっていくという。

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