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統一地方選:平塚市長選3候補者、合併・減税・インフラ整備…人口増の手腕注視/神奈川

政治行政 神奈川新聞  2011年04月19日 00:56

かつて商都と呼ばれた平塚市。中心市街地の活性化も大きな課題だ=18日、平塚駅前北口商店街
かつて商都と呼ばれた平塚市。中心市街地の活性化も大きな課題だ=18日、平塚駅前北口商店街

かつて湘南の商都、工都と呼ばれ、中核的な存在だった平塚市。いまや藤沢や茅ケ崎市に知名度やブランド力で水をあけられ、街中には閉塞(へいそく)感を指摘する声が覆う。都市間競争が激しくなる中、市長候補の新顔3人は「選ばれるまちづくり」に知恵を出し、活力の源となる人口増を訴える。“湘南の雄”復権なるか―。

過去10年間の人口推移を見ると、藤沢市は約3万人増で現在41万人、茅ケ崎市は約1万3千人増の23万5千人だ。

一方の平塚市。約5千人増の26万人弱に甘んじ、最近は減少傾向に陥る。建築の高さ規制など開発抑制策が要因ともいわれるが、地元経済界からは「多くの市民が抱く行き詰まり感が具体的な数字で表れた。このままでは茅ケ崎にも抜かれてしまう」と危機感を抱く。

では、市長候補たちはどのような処方箋を示しているのか。

柏木さんは近隣町との合併に一つの活路を見いだす。「平塚は住みよい町だが残念ながらややブランド力に欠けている。歴史や観光資源もある大磯町や、二宮町などと一緒になって、『湘南市』に名称を変更したい。ブランド力を強化すれば、人や投資を呼び込める」と力を込める。

落合さんは市北部のまちづくりの拠点「ツインシティ」に特に注目する。県や寒川町とともに環境共生都市を創造する計画だが、開発は遅れ気味。「企業誘致で雇用も生まれ、3千~5千人の居住人口増加も見込まれる。相鉄いずみ野線の延伸も働き掛ける」と積極的に旗を振るつもりだ。

水嶋さんは「市の流出入人口は年間平均で約9千人。転出を減らし、転入を増やす施策を取ればいい」と主張する。一つの呼び水として「個人市民税の10%減税」を提唱。10年で30万人の中核市とする構想を描く。「消費人口が増えれば、当然、地域経済も活性化する」が持論だ。

3人とも成長する都市は子どもが増えていることを重視。小児医療費の無料年齢の拡大や中学校の給食実現などの子育て支援策も公約に盛り込んでいる。

平塚商工会議所の福澤正人会頭は各候補にこう注文を付ける。

「平塚は駅徒歩圏に大規模な工場がまだ残るなど戦後の都市構造が依然変わっていない。市が先頭に立ち、市内で工場移転を促し、跡地に大学や住宅を誘致するなど街の骨格を見直すような大胆な提案もしてほしい」

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