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閉園控え「県立中里学園」で感謝の会 横浜

話題 神奈川新聞  2017年02月19日 02:00

在園児童が地域のボランティアらにダンスや合唱などを披露した感謝の会=横浜市青葉区の県立中里学園
在園児童が地域のボランティアらにダンスや合唱などを披露した感謝の会=横浜市青葉区の県立中里学園

 3月末に閉園し、約70年の歴史に幕を下ろす児童養護施設「県立中里学園」(横浜市青葉区みたけ台)は18日、運営を支えてきた地域のボランティアら関係者を招いて感謝の会を開いた。在園する子どもたちや職員が、合唱やバンド演奏などを披露し、物心両面で園を支援してきた人たちに感謝を伝えた。ボランティアらも閉園を惜しみつつ、子どもたちを見守り続けると決意を新たにした。

 式典には約150人が出席。園長は「皆さんと協力して歩んできたと実感する。閉園で卒園生の帰る場所がなくなるという現実に悩んできたが、皆さんへの感謝を胸に、(機能の一部を移す)平塚市の新施設で再出発したい」と述べた。

 さまざまな形で園を支えたボランティアに感謝状が贈られ、在園児童が花束を手渡した。園行事の撮影など記録面で貢献してきたボランティアは「時代に合わせ、園も次のステップに進む。閉園でなく新たな旅立ち。平塚に移っても、何ができるか考え続けたい」と話した。

 在園児童や卒園生の「学園で学べたことを誇りに思う」などのメッセージも紹介され、式典後には児童の進行で交流会も開かれた。

 中里学園は敗戦直後の1946年9月に、戦災孤児の保護施設として開設。乳児院を併設し、現在は虐待などで家庭生活が難しい子どもら30人が在園している。これまでに1465人が巣立った。閉園で建物は取り壊され、新たに特別支援学校に生まれ変わる予定だ。


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