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「子ども外遊び条例」提案へ 大和市、自由な球遊びを推奨

政治行政 神奈川新聞  2017年02月18日 02:00

 大和市の大木哲市長は、「子ども外遊び条例案」を23日開会の市議会定例会に提出する。子どもの育成を重視し、制限されていた公園での自由な球遊びを推奨する。安全な環境整備に伴う事業費を、2017年度当初予算案に計上した。17日の定例会見で明らかにした。

 同様の条例は東京都千代田区が13年度に施行している。市によると、可決されれば全国2例目で、4月の施行を目指す。並行して20年度までに、市内64の公園に防球ネットを設置する。

 事故の心配や近隣への配慮から、公園での球遊びは規制傾向にあり、市も市条例で制限している。伸び伸びと遊べる公園を望む市民の要望を受け、14年度から千平方メートル以上の公園を対象に、四方を囲む防球ネット(高さ4~6メートル)の設置を進めた。16年度までに6カ所で完成し、軟式のキャッチボールやサッカーのパス練習ができるようになった。

 17年度は13カ所に設置する方針で、当初予算案に1億3582万円の整備費を盛り込んだ。18~20年度は45カ所が対象で、市内全体の2割の公園で、自由な球遊びができるようになる。

 公園運営に規制より自由を重視する理念は、千代田区も共通する。同区は子どもの遊び場条例を施行後、区内7施設を毎週一定時間、球遊び専用に開放し、安全管理を担う「プレーリーダー」を配置する。区教育委員会によると、区民の理解は定着し、自治体からの視察も相次いでいる。

 大木市長は「屋内でのゲーム遊びが増え、体力や運動能力は低下傾向にある。成長過程の子どもの外遊びの重要性を条例で共有したい」と話した。


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