1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 小児がんに重粒子線治療 知事、県立がんセンターで「早期開始を」

県議会代表質問
小児がんに重粒子線治療 知事、県立がんセンターで「早期開始を」

政治行政 神奈川新聞  2017年02月16日 15:45

 黒岩祐治知事は15日、県立がんセンター(横浜市旭区)の重粒子線治療施設の活用について、「安全性に配慮しながら、できるだけ早期に小児がんへの重粒子線治療を開始したい」との考えを明らかにした。治療開始に向けて、2017年度に小児がんの専門職種による研究チームを立ち上げるとした。

 同日の県議会第1回定例会本会議で、自民党の桐生秀昭氏(同市港南区)の代表質問に答えた。

 国内で5カ所目となる同センターの重粒子線治療施設「i-ROCK(アイロック)」は、がん専門病院と併設された世界初の施設。重粒子線治療は、がんの病巣部に直接ダメージを与えられるため治療時間が短く、副作用も少ないとされる。しかし、小児がんへの重粒子線治療は、成長期の体への影響も考えられ、研究が進んでおらず、治療実績も少ないという。

 黒岩知事は「施設を有効に活用し、小児がんで世界に先駆けた取り組みを行っていくことを期待し、県も支援していく」と答弁。県立こども医療センター(同市南区)と連携し、小児がん専門の医師や看護師らによるチームをつくって、小児への重粒子照射の有効性を証明していく考え。

 また、現在、前立腺、肺など五つの部位を対象にしていた同センターの重粒子線治療を今後、新たに膵臓(すいぞう)がん、子宮がんにも拡大する考えを示した。


シェアする