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「東海」でも広域連動地震の可能性、死者2万5千人「わが国最大級」の複合被害と懸念/神奈川

社会 神奈川新聞  2011年03月13日 11:52

30年以上前から切迫性が指摘されてきた東海地震が「単独」で発生していない状態が続く中、関東から九州にかけての太平洋岸では、東海、東南海、南海というマグニチュード(M)8クラスの三つの巨大地震が「連動」するとの見方が強まっている。その場合、東海地震のみを対象とした国の地震予知は期待できず、死者2万5千人と「わが国最大級」の複合被害になると懸念されている。

三つの地震は、日本列島を載せたプレート(岩板)と、その下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの境界で、おおむね100~150年周期で繰り返し起きる。1707年に同時発生したケースがあるほか、東海と東南海が一緒に起きた32時間後に南海が発生したり、東南海の2年後に南海地震が起きたりした。

しかし、その関連性についての本格的な調査や対策は緒に就いたばかりで、詳細な被害想定はない。国が9月1日の「防災の日」に連動地震を想定した訓練を行ったのは昨年が初めて。連動地震の解明に、紀伊半島沖などを震源とする東南海地震の研究が欠かせないとして、海洋研究開発機構(横須賀市)が海底観測網の構築に乗り出している。

東大地震研究所の古村孝志教授は「これまでは東海など三つの地震を分けて考えてきたが、連動を前提とした対策を急ぐべきだ」と指摘。「人口や産業密集地が被災する連動地震では、今回の東日本大震災以上に被害の把握や救援が困難。対策を国や自治体任せにせず、一人一人が備えや避難を根底から見直す必要がある」としている。

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