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黒船来航時の大津陣屋と川越藩テーマに企画展、幕末期の様子を解説/横須賀

社会 神奈川新聞  2011年03月08日 21:44

幕末期に江戸湾(東京湾)の警護を命じられ、横須賀の大津陣屋で暮らしていた川越藩士たちを紹介する企画展「黒船来航 大津陣屋と川越藩」が8日、京急大津駅前の大津コミュニティセンター3階集会室で始まった。大津観光協会が主催し、市民団体「大津探訪くらぶ」(杉本幸三代表)が企画を担当した。入場自由。13日まで。

異国船が日本近海にたびたび出現するようになった幕末期、川越藩は幕府から江戸湾口の警護を命じられた。1843(天保14)年には、現在の県立横須賀大津高周辺にあった大津陣屋を拡張・整備し、家族で暮らしていた。

大津陣屋は広さ約3・2ヘクタールにおよび、最盛期には当時の村の人口に匹敵する1500人が生活していた。寺子屋を開く藩士もいて、村の子どもたちも学んだという。1868(明治元)年に取り壊された。

会場では、200点を超える資料を基に黒船来航と大津との関係、絵で見る開国など幕末期の様子を解説している。

特に目を引くのが三浦半島に眠る川越藩士や家族の墓を紹介するコーナー。各寺の過去帳には故郷の土を踏むことなく亡くなった130人余の名が残されており、杉本代表らが現地調査した結果、信誠寺(大津町)の10基を筆頭に計22基が確認できた。この調査結果を地図や写真で細かく紹介している。

展示資料の一部は今後、埼玉県川越市内でも展示される予定。杉本代表は「今回の企画展が川越市との交流のきっかけになれば」と期待している。

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