1. ホーム
  2. 社会
  3. オレンジの新品種「湘南ゴールド」の生産技術確立へ、農家が技術研究会を設立/神奈川

オレンジの新品種「湘南ゴールド」の生産技術確立へ、農家が技術研究会を設立/神奈川

社会 神奈川新聞  2011年02月09日 15:20

湘南ゴールドを使用したスイーツも配られた設立総会=小田原市鴨宮
湘南ゴールドを使用したスイーツも配られた設立総会=小田原市鴨宮

小田原市など県西部を中心に栽培が進むオレンジの新品種「湘南ゴールド」の技術研究会が8日、設立された。開発されて日が浅いため、生産技術の確立が急務となっており、JAかながわ西湘が生産農家に設立を呼び掛けた。関係者は「安定的な生産技術を確立し、ブランド化に取り組みたい」と決意を新たにしていた。

湘南ゴールドは直径5、6センチ、重さ80グラム弱とミカンより小粒で、レモンのような色の外観。香りが強く、爽やかな甘みが特長だ。収穫は2月中旬から3月いっぱい。県がミカンに代わる特産物に、と開発した。市場出荷3年目となる2009年度の出荷量は18トンで、県は16年度には100トンに伸ばしたいと意気込む。

生産農家は増えているが、まだ100軒に満たないという。真鶴町岩の原修二さん(62)は「農家にとっては価格が最大の魅力。キロ当たり300円で売れれば御の字のミカンに比べ、湘南ゴールドは580円だった」と話す。「全国で収穫されるミカンと違い、湘南ゴールドは神奈川だけ。昨年は100キロだったが、今年は200~300キロは収穫できそうだ」と期待する。

設立総会は小田原市鴨宮のJAかながわ西湘本店で開かれた。農家70人を含む計100人が参加。会長に選ばれた同市早川の浦井貫之さん(69)は「味も香りも、うんといいんだ」と胸を張り、「生産量が増えれば値段は下がる。値段が落ちないようにブランド化を図りたい」と語った。

会場では、湘南ゴールドを使ったスイーツや飲み物も振る舞われた。試食した農家は「果物を食べる人が減っているので、こういう形で幅広く食べてもらえるとありがたい」と喜んでいた。

【】


爽やかな甘みが特長の湘南ゴールド=JAかながわ西湘提供
爽やかな甘みが特長の湘南ゴールド=JAかながわ西湘提供

シェアする