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日米の子と交流 国際色生かし保育士確保・横須賀の事業者

話題 神奈川新聞  2017年02月13日 10:14

実習で横須賀バイリンガルスクールの子どもたちと交流する学生 =横須賀市小川町 
実習で横須賀バイリンガルスクールの子どもたちと交流する学生 =横須賀市小川町 

 外国人が多く住む土地柄を生かして横須賀の保育士不足を解消しようと、日本語と英語の2カ国語で保育事業を展開する「横須賀バイリンガルスクール」(同市大滝町)が、保育士を志す学生の実習の受け入れを始めた。米海軍横須賀基地関係者と地元の子どもたちが一緒に遊ぶ姿に触れることで、国際的な場に関心を持つ人材の確保を狙う。 

 こども教育宝仙大学(東京都中野区)と宝仙学園高校(同)で保育を学ぶ大学生と高校生計10人が1日、同スクールを訪ねた。日本人と外国人がおよそ半々の子どもたちを前に英語で自己紹介。リズムに合わせて体を動かす遊びを通して交流を楽しんだ。

 海外でベビーシッターになるのが夢という高校1年生の松本悠花さん(16)は「日本人の子どももみんな思った以上に英語を話していた。すごく楽しかった」と笑顔を見せた。

 横須賀市が昨年、市内の保育所や幼稚園など41施設を対象に行った調査では、人材確保の状況について、合わせて50%以上が「常時、困っている」「一部、困っている」と回答した。「産休・育休時、病休時などの対応が難しい」「受け入れる子どもの数を増やしたいが、今の人数では困難」などの声が上がった。

 同スクールの井上芙美代表(36)は「横須賀で育った人が保育士になっても、都内の保育園に流れてしまう現状がある」と指摘。「日本でも英語が役立ち、チャレンジできる環境があることを知ってもらえれば。数人でもいいので、地元の保育士が横須賀に残ってほしい。市外の保育士にも横須賀を選んでもらい、交流人口を増やしたい」と話している。


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